CX-80欧州でワールドプレミア!詳細を見ていきます!

CX-80
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ついにCX-80が欧州の方でワールドプレミアされました!
マツダのラージ商品群SUVの第4弾として登場するCX-80ですが、ようやく見ることができました

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

CX-80は欧州と日本に導入予定の3列シートSUVです。
今回は欧州プレミアということで公開されましたが、思いの外公開された内容が多かったです!

このブログでは欧州プレミアで明らかになったCX-80を紹介していきます

記載している情報は基本的に欧州仕様のものとなりますので、日本仕様とは異なる可能性があります

日本仕様について

欧州仕様を紹介する前に日本仕様についてですが、
現時点では何も判明していません

国内でもニュースリリースが公開されましたが、日本での発売時期等は特に触れられていません。

個人的に発売は夏頃かな〜と思っていますが、こればっかりはさらなる情報が出てくるのを待つしかないですね。

欧州仕様の発売時期

欧州では5月7日より先行販売が開始され、納車は秋ごろから始まる予定となっています
ちなみに欧州で3列シートSUVを導入するのはCX-80が初めてのようですね

スペック

改めてCX-80の車両スペックについて確認します

ボディサイズ

CX-80CX-60CX-8
全長4,9954,7404,925
全幅1,8901,8901,845
全高1,7101,6851,730
WB3,1202,8702,930
単位:mm

CX-80はCX-60と共通の骨格を持っているので、全幅は同じ。
全長が250mm伸びています。ホイールベースも同じだけ伸びて3,120mmと長大なものとなりました。

CX-80と比較すると一回り大きくなっている印象です。
全高はCX-8の方が20mm高いですが、車内の空間がどれほど変わっているのかは気になるところ

パワートレイン

  e-SKYACTIV PHEV e-SKYACTIV D
全長×全幅×全高(mm) 4,995×1,890×1,710
ホイールベース(mm) 3,120
車両重量(kg) 2,240 2,131
最高出力(kW<hp>/rpm) 141<191>/6,000 187<254>/3,750
最大トルク(Nm/rpm) 261/4,000 550/1,500−2,400
モーター最高出力(kW<hp>/rpm) 129<175>/5,500 12.4<17>/900
モーター最大トルク(Nm/rpm) 270/400 153/200
バッテリー容量(kWh) 17.8 0.33
タンク容量(L) 70  

欧州仕様のCX-80で採用されているパワートレインは

2.5Lガソリンエンジン+モーターの
e-SKYACTIV PHEV

3.3L直列6気筒ディーゼルエンジン+マイルドハイブリッドの
e-SKYACTIV D

の2種類になります。
どちらもモーターを搭載した電動化モデルです。

スペックで言うとCX-60と同じです。
燃費の数値に関しては判明していませんが、CX-60より少し悪くなる程度かなと思います。

ちなみに欧州仕様のCX-60では日本で設定されている2.5Lガソリンエンジンと3.3Lディーゼルエンジンの設定はありません。
CX-80の日本仕様もCX-60に準拠するでしょうから、国内版のパワートレインの設定が気になるところですね

ダイナミクス

基本的にCX-60と共通しています

  • トルコンレス8速AT
  • キネマティック・ポスチャー・コントロール
  • i-ACTIV AWD
  • Mi-Drive
  • キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)
  • ヒルディセントコントロール(HDC)

密かに優れていたCX-60のオフロード能力ですが、同じシステムを搭載しているのでCX-80もオフロード能力は相当高いと思われます

そしてやはり気になるのは乗り心地。
CX-60では大きな話題になっていたころですので、ロングホイールベースとなったCX-80の走りがどんなものか注目です

エクステリア

続いてエクステリアについてです

CX-80のデザインコンセプトは「Graceful toughness」。
SUVとしての力強さとともに、優雅な存在感の表現に注力されています。
空間の豊かさと優美さを両立したキャビンの造り込みによって、車格に見合った、ゆとりを感じさせるデザインとなっています。

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

基本的なデザインはCX-60そのままに、3列シートSUVとして全長を伸ばした形になっています。

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

CX-60に比べて全長は25mm長くなりましたが、比較するととても伸びやかなシルエットになったかと思います。

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

ウインドウ後端のクォーターウインドウはCX-8に比べるとかなり大きくなっています。
メッキモールも力強いデザインになっており車格の高さを感じるところ。
CX-90と違ってメッキモールは窓枠を一周ぐるっと取り囲っているのもうれしいポイントですね

ボディカラー

CX-80では新しいボディカラーも追加されています

Artisan red アーティザンレッドプレミアムメタリック

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

CX-90で初採用され、国内ではMAZDA6の20th Anniversary Editionで導入されたこの色がCX-80にも採用されました。
匠塗の第4弾として登場したこの色はソウルレッドよりさらに深みのある洗練された色調となっています。
ボディが大柄なため非常に似合っていますね

Melting Copper メルティングカッパーメタリック

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

こちらも新規色
CX-70で新しく追加されていた色ですが、国内ではCX-80で初採用です。
メルティングカッパーメタリックは銅の表面を軽くサンドブラストし、溶かして固めたような色調を表現しています。
銅系の色はあまりなくて上品な印象を感じます。

CX-80で採用されている色としては次の通り

  • ジェットブラックマイカ
  • ディープクリスタルブルーマイカ
  • プラチナクォーツメタリック
  • アークティックホワイト
  • ロジウムホワイトプレミアムメタリック
  • マシングレープレミアムメタリック
  • ソウルレッドクリスタルメタリック
  • アーティザンレッドプレミアムメタリック
  • メルティングカッパーメタリック

の全9色です

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

アークティックホワイトが入っていますが、実は欧州仕様のCX-60にこの色が採用されています。
ですので日本仕様ではこのアークティックホワイトを除いた8色になるのでは、と予想します。

フロントデザイン

画像はたくさん公開されたのでもう少し詳細に見ていきます

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

フロントデザインはぱっと見CX-60と共通。
ていうか一緒と思ってもよさそうです

アップした画像を確認するとModern系とSports系のエクステリアデザインの差がつけられています

Modern
・シグネチャーウイング:メッキ調
・フロントグリル:縦基調
・ホイール:グレーメタリック塗装

Sports
・シグネチャーウイング:ブラック塗装
・フロントグリル:横基調
・ホイール:ブラックメタリック塗装

Modern系のホイールはグレーメタリック塗装となっていてCX-80で初採用になります。

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

切削加工タイプの塗装に比べると程よい主張かと思います

サイドデザイン

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

サイドビューは3列シートSUVらしい伸びやかなデザイン。
一周ぐるっと囲ったメッキモールやルーフレールが目を引きます

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

ラージ商品群の証、サイドシグネチャーはCX-60と同じデザインです

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

リフレクションもきれいなS字を描いているのがいいですね

ただ残念なことにサイド下部のメッキモールは採用されていません。
個人的に好きな意匠だったのでCX-80で採用されないのは残念ポイント。

画像:https://news.mazdausa.com/2023-01-31-Mazda-Debuts-First-Ever-2024-Mazda-CX-90
こちらはCX-90。「MAZDA」の刻印が入ったサイドメッキモールが格好良かったのだが…

リアビュー

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

リアビューはCX-60との差別化ポイント。
CX-60で賛否のあった?マフラーカッターは廃止されました

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

非常にすっきりとしたデザインになっています

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

またリアコンビランプの造形も微妙に変更。
よく見たら左右方向の長さが長くなっています。
CX-60と比べて、より水平基調を感じるところです

それからリアゲートとバンパーの隙間もCX-8と同じように狭くなっています。
この点もいいですね

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

メルティングカッパーの写真だとよりディティールがわかりやすいですかね

インテリア

続いてインテリアです

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

インテリアデザインはCX-60と同じ。
全く同じといっても過言はないでしょう…

確認できた限りでピュアホワイトの内装とブラックの内装が存在するようです

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

ピュアホワイト内装のほうはCX-60でいうところのPremium Modernと同様の質感で、
掛縫いを採用したデコレーションパネル、本杢のセンターコンソール、クロームメッキのアクセント等、高い質感でまとめられています

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

ただし日本で採用されているタンカラーの内装はありませんでした。
欧州仕様のCX-60では採用されていないので、今回もない可能性があります。

タンカラーの内装はとても気に入っているので日本仕様ではぜひ採用してほしいところです

画像:https://www.mazda.com.au/cx-80/

追記:オーストラリアマツダの方でタンカラーの内装を確認できました!

やはりおしゃれでいいですね♪

後席空間

CX-80は3列シートSUVというのが最大の特徴になりますのでここが一番の目玉です

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

CX-80のシートバリエーションは以下の3パターンで、

  • 6人乗り(2列目コンソール仕様)
  • 6人乗り(2列目ウォークスルー仕様)
  • 7人乗り(2列目ベンチシート仕様)

という具合です。

CX-80の2列目は、座席間にコンソールがあるセパレートのキャプテンシートを筆頭に、キャプテンシートでコンソールが無くウォークスルーが可能な仕様、そして3人掛けとなるベンチシートの種を設定し、多様なニーズに対応できる設定となっています。

2列目シートの仕様で使い勝手は大きく変わるのでここは注目ポイントです

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

乗降性もCX-80のポイント。
見た感じリアドアは90度近く開いて乗り降り自体はしやすそうです

機能・装備

CX-80で採用されているものはほとんどがCX-60と共通ですが、いくつか新しい装備も採用されています

Amazon Alexa

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

日本ではロードスターから採用されたAlexaですが、CX-80にも採用。
音声認識自体は従来からありましたが、Alexaの場合は決まったコマンドを使う必要はなく、自然な形でコミュニケーションをとることができます。

Alexaで使える機能(一部)

  • 音楽再生
  • 天気の確認
  • ナビゲーションの目的地入力
  • エアコン、シートヒーター、ベンチレーションなどの操作

3ゾーン対応エアコン

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

3列シートSUVなので空調も3ゾーン対応。
センターコンソール後端にエアコン操作パネルがあるので後席からもエアコンの操作が可能です。

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

スイッチ類を確認すると、後席はシートヒーターとベンチレーションに対応していそうです

また3列目にも独立したエアコン拭き出し口が用意されているのもポイントです

引き続き採用されている機能

  • 12.3インチフル液晶メーター
  • 12.3インチセンターディスプレイ
  • 大型アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
  • ワイヤレス充電Qi
  • シースルービュー
  • パノラマサンルーフ
  • ドライバー・パーソナライゼーション・システム
  • 外部接続端子(USB Type-C)
  • アンビエントライト
  • ハンズフリー機能付パワーリフトゲート

CX-60でも好評な機能はCX-80でも引き続き装備。
欧州仕様ならではのところで、
12.3インチセンターディスプレイはタッチ操作対応
CarPlayだけでなくAndroidAutoのワイヤレス接続に対応

PHEVモデルにはラゲッジに1,500W 230VのACソケットが用意されています。
CX-60と違い両サイドにあるようです。
230Vなのは欧州仕様と思われますので、日本仕様の場合は1,500W 100Vになるでしょう。

ラゲッジ

CX-80はラゲッジ空間が広いというのも特徴の一つ。

紹介している数値はおそらくBose無しモデルの場合と思いますが、CX-8と比較した場合

3列目シート使用時
・CX-80:258L
・CX-8:258L
3列目シート可倒時
・CX-80:687L
・CX-8:591L

となり、3列目を倒した時の容量が大幅に増えています。
なぜこうなっているのかは謎ですが、実車を見て確認したいところです

またCX-8との大きな違いとして、
2列目キャプテンシート(コンソール付)タイプの時、2列目シートを倒してもコンソールとフラットになる
というのがあります

画像:https://www.mazda.co.jp

こちらはCX-8の画像。
中央がコンソールタイプのモデルで2列目シートを倒した状態ですが、左右のシートに比べて中央が出っ張っています。

画像:https://de.mazda-press.com/cars/mazda-cx-80/

それに比べてCX-80のラゲッジ。
中央が出ていないのでかなりフラットな荷室となっています。
車中泊するときなんかも便利そうです。

安全装備

CX-60に採用されている装備のほか新しい装備も追加されています

クルージング&トラフィック・サポート(CTS) 緊急停止支援機能付
CTS使用中に、手放し運転やドライバーの閉眼や脇見を検出した場合には、ドライバーへの注意喚起を段階的に行い、体調急変や漫然運転などのドライバーの状態に由来する事故リスクの低減を図ります。注意喚起をしてもドライバーの状態に変化がない場合は、被害軽減のため、車両の減速・停止を支援します。

後席乗員警告
降車時に後席に残っている可能性のあるものや同乗者をドライバーに知らせる機能。

緊急時車線維持支援(ELK)
運転者のハンドル操作をアシストすることによって危険回避を図るシステム。
隣接車線を走行する車両と衝突する危険性がある場合、もとの車線に戻るようにハンドル操作をアシスト。
新たに対向車にも対応。

グレードと価格

欧州仕様のグレード展開も公開されています

EXCLUSIVE-LINE
HOMURA
TAKUMI
HOMURA PLUS
TAKUMI PLUS

価格は一部が公開されていて、
各国EXCLUSIVE-LINEの価格のみ出ていました。

少しですが調べてみたらこの通り

  イギリス
単位:£(ポンド)
ドイツ
単位:€(ユーロ)
CX-60
EXCLUSIVE-LINE
£45,320 50,850€
CX-80
EXCLUSIVE-LINE

£48,920

55,350€
価格差 £3,600 4,500€
日本円換算 約70万円 約74万円

CX-60とCX-80の価格差の関係は約70万円程度とみてよさそうですね
果たして日本仕様ではどうなるのか…

CX-80の今後に期待

という感じで欧州で公開されたCX-80についてまとめてみました。
思った以上に情報が公開されたのでまとめるのが大変だったんですが、どんなモデルなのかは何となくわかったんじゃないかなと思います。

あと気になるのは日本仕様です。

グレードごとによる見た目の差別化とか、あとは価格ですよね

何となくCX-60と同じようなグレード展開になると思われますが、CX-80はシートバリエーションも豊富にあるのでどういう割り当てになるのかも気になるところ。

早く続報を知りたいですね!

今後も情報があれば動画と合わせて公開していきたいと思います!

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