欧州で公開となったマツダの真打CX-60。
公開と同時に様々な情報も一緒に知ることが出来ました。
今回はそんなCX-60の確認するべきポイントを30個用意しましたので一緒に見ていきましょう。
30個!?多いよ!と思ったそこのあなた、30個で多いどころかCX-60の魅力はさらにまだたくさんありますので、この後動画を見た後に紹介されなかったことがあったら是非コメントをお願いします。
なお日本での公開は4月上旬を予定されています。
このブログをまとめた動画はこちらになります
諸元
ボディサイズ
CX-60 | CX-5(参考) | CX-5との差 | |
---|---|---|---|
全長 | 4745 | 4575 | +170 |
全幅 | 1890 | 1845 | +45 |
全高 | 1680 | 1690 | -10 |
ホイールベース | 2870 | 2700 | +170 |
最小回転半径 | 5.4m | 5.5m |
サイズ感はCX-5より一回り大きくなった感じです。
全幅が1900mmをギリギリ切ったのがポイント。
実際の所1900mmも1890mmも大差ないかもしれませんが、精神的にはかなり大きな差に感じます。
全長も大きくなっていますが、伸びた分は全部ホイールベースの延長分。
居住性は大きく向上していそうです。
ボディサイズが大きくなったにも関わらず最小回転半径はCX-5より小さくなりました。
FRレイアウトのおかげで取り回しはかなり楽になったようです
エンジン
e-SKYACTIV PHEV
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
総排気量 | 2488cc |
ボア×ストローク | 89.0×100.0mm |
圧縮比 | 13.0 |
システム最高出力 | 241kW(327ps)/4000rpm |
システム最大トルク | 500Nm |
燃料タンク容量 | 50L |
0-100km/h加速 | 5.8秒 |
最高速度 | 200km/h |
EV走行可能距離 | 63km |
マツダ初のPHEVモデル。
なんと327ps/500Nmを発生させるパワーを持っています
0-100km/h加速も圧倒的…
燃料タンク容量は控えめですが、PHEVなので航続可能距離は結構長そうです
直列6気筒 3.0L e-SKYACTIV X
48Vマイルドハイブリッド「M HYBRYD BOOST」を搭載
4気筒版e-SKYACTIV Xと同等の燃費を達成しているようです
直列6気筒 3.3L e-SKYACTIV D
48Vマイルドハイブリッド「M HYBRYD BOOST」を搭載
4気筒版SKYACTIV-Dと同等の重量を達成しているようです
トランスミッション
マツダ独自開発の8速ATを採用。
コンパクトなデザインとパワートレインのレイアウトの最適化により、センタートンネルを小型化、
ペダルレイアウトへの影響が最小限に抑えられ、理想的なドライビングポジションが可能に。
ダイナミクス
KPC(キネマティックポスチャーコントロール)
ロードスターで採用されたKPCが引き続き採用。
高速でもスムーズな体の動きと安定したコーナリングを実現します。
HDC(ヒルディセントコントロール)
オフロードの地形や雪に覆われた丘など滑りやすく粗い路面のある急な斜面での安全な下り坂走行をサポートする機能
3~20km/hの速度で動作。
エクステリア
デザイン
一番気になるのはデザイン。
フロントに厚みがあって非常に迫力のある顔立ちです。
非常に無骨な感じですね。
ヘッドライトデザインは従来と異なり、垂直に重ねられたランプとL字型の照明を備えています。
SUVの強さを伝える新しい表現を作成しました。
水平方向への長さが短くなったCX-60は従来のモデルと異なった雰囲気を醸し出しています。
グレードによる違い
欧州仕様ではグレードによるエクステリアの違いがあります
- TAKUMI
- ボディ下部は同色塗装
- シグネチャーウイングはメッキ塗装
- 20インチホイール
- HOMURA
- ボディ下部は同色塗装
- シグネチャーウイングはブラック塗装
- ドアミラーカバーはブラック塗装
- 20インチホイール(ブラック塗装)※デザインはTAKUMIと同等
- EXCLUSIVE-LINE
- フロントバンパーの形状が違う
- ボディ下部は樹脂パーツ
- シグネチャーウイングはメッキ塗装
- 18インチホイール
ボディカラー
- ロジウムホワイトプレミアムメタリック※新色
- ソウルレッドクリスタルメタリック
- マシーングレープレミアムメタリック
- ジェットブラックマイカ
- ソニックシルバーメタリック
- ディープクリスタルブルーマイカ
- プラチナクォーツメタリック
- アークティックホワイト
今回は新色としてロジウムホワイトプレミアムメタリックが登場しました。
ツヤのあるホワイトカラーが美しい。
今まで設定されていたスノーフレイクホワイトパールマイカとの違いが気になるところです
残念なのは最近採用車種が拡大していたポリメタルグレーメタリックと、CX-5で新しく追加されたジルコンサンドメタリック、CX-50で採用されているインゴットブルーメタリックは設定がありません
インテリア
インテリアのデザインテーマは階調と結ぶ。日本らしさを表現しています
インテリアカラーは現在判明しているものだと2種類。
ホワイトを基調としたものとブラックを基調としたものです。
各部がかなり変わっているので確認してみます
コクピット
ドライバーパーソナライズシステム
CX-60で新たに採用されたシステム。3つの機能を持っています
- ドライバーモニタリング用のカメラを用いてドライバーの目の位置を検知。ドライバーの身長を入力したら体格を推測してシート、ハンドル、HUD、ドアミラーをドライバーの目の位置に合わせて自動調整。
- 顔認識を使用しドライビングポジション、オーディオ、エアコンなど250以上の調整と設定に関するデータを保存。ドライバーが変わったときに素早く自動的に復元。
- ハンドルやシートを邪魔にならないようにスライドさせることで、ドライバーの乗り降りが容易に。
ドライバー中心の思想を掲げるマツダらしい機能。
目の位置を検出し自動で最適なドライビングポジションを設定してくれるそう。これは気になりますね
シート
シートはナッパレザーを採用(ホワイトの場合)
中央にはラインが入っているデザインです。
シートは電動パワーシートを採用していますが、スイッチの加飾は特にありません。
電動チルト&テレスコピック
マツダ車でついに電動のチルト&テレスコピックが採用されました!
微調整がしやすいのこれは嬉しい
上記のドライバーパーソナライズシステムにも深く影響していますね
新意匠のステアリング
基本的な造形はMAZDA3やCX-30と同等ですが、配色が変わっています。
スイッチの全周をぐるっとメッキが囲うようになって、上下に倒すトグルスイッチと下側のボタンは黒塗装のスイッチとなりました。
また6時の位置のスポークは貫通、メッキの加飾もメッキ感が強まっています。
ステッチも正面前週にわたって施されている模様。
エアコン操作パネル
CX-60はエアコン操作はすべて物理スイッチとなっています。
特徴的なのは温度調整のボタン。
張り出した立体的なつくりです。スイッチの押し心地については第7世代モデルからこだわって作られていた部分。操作感が気になります。
それからフロントシートにはシートヒーター&ステアリングヒーター&シートベンチレーションも採用
非常にありがたい装備です
12.3インチフル液晶メーター
MX-30 EV Modelでも採用されましたが、CX-60でもフル液晶メーターを採用。
サイズは12.3インチです。大きい。
運転支援モードや警告表示加えて、ドライバーパーソナライズシステムもサポート。
通常の3眼メーター3眼にも変更できるようです。
大型ヘッドアップディスプレイ
HUD表示領域はCX-30の3倍の広さを誇っているようです。
ヘッドアップディスプレイを投影するための空間がかなり大きくとられているのが確認できます
メディア関連
12.3インチセンターディスプレイ
マツダコネクトのセンターディスプレイも大型化しています。
縦横比が不明ですが、従来よりさらにワイドになっているかもしれません。
嬉しい点はベゼルが狭くなっている点。今どきのディスプレイは狭ベゼルが主流です。スタイリッシュで格好いいですよね。
ベゼルが狭くなってもドライバーモニタリング用のカメラと赤外線はちゃんとあります。
画像を見た感じちゃんとドライバーの方に向けてナナメに配置されているようなのも嬉しいです。
ちなみにハザードスイッチの位置はセンターディスプレイ前に移動。
押しやすくなってます
AppleCarPlay&AndroidAuto
またAppleCarPlayとAndroidAutoはワイヤレス接続に対応。
利便性が向上しますね
MAZDA HARMONIC ACOUSTICS
システムアンプは6年の歳月をかけて完成されています。
FRレイアウトになったことで、フロントタイヤがさらに前方に移動。その結果フロントカウルサイドウーファーが最適な位置に設定されました。
新技術MSRNR(Master Sound Revive Noise Reduction)を採用
CDなどのデジタルオーディオソースに含まれるショットノイズを除去し、より高品質な音楽を楽しめます。
Boseサウンドシステム
12スピーカーを採用
80mmツイドラー・・・インストルメントパネル中央
25mmネオジムツイーター×2・・・フロントドア
115mm高エクスカーネーションネオジムウーファー×2・・・フロント足元
80mmネオジムミッド/ハイレンジスピーカー×4・・・各ドア
65mmサラウンドスピーカー×2・・・Cピラー
130mmネオジムウーファー・・・トランク下
センターコンソール周辺
エレキシフトの採用
CX-60で非常に特徴的な部分。
まずはエレキシフトを採用。MX-30で使われていたものですね。
個人的にはストレート式の方が好みですが、このモデルはPHEV。通常のエンジンモデルだと変わってたりしないかな…
コンソールパネル
そしてパネルはウッド調に。センターコンソールのパネルはピアノブラックになる場合が多い(MAZDA3もそうでした)ですが、高級感が出る一方非常に傷が目立ちやすいのが難点。
そんな中登場したこのウッド調のパネルは細かな傷は目立つことなく品のいい内装を仕立て上げています。
尚、ウッド調のパネルはホワイト内装のみで、ブラック内装だとシルバーのアルミ調っぽいパネルとなります。
エレキシフト横には360°ビュー・モニターのスイッチのスイッチが移動。従来の車種だとステアリング横のクラスタースイッチにいたものです。
360°ビュー・モニターのスイッチは押しにくい、という不満の声が上がっていたようなのでそれを受けての変更なのでしょうか?
Mi-DRIVE
Mi-DRIVEのセレクトスイッチはコンソール奥に移動。ちょっと押しにくくなったかもしれません。
デザイン的には格好いいですが、右側のシルバーのプレートは何か役割があるのでしょうか?
下にあるスイッチは今まで見たことがないデザインの物なのでどういった役割があるのか気になります。
コマンダーコントロール
コマンダーコントロールは見た感じMAZDA3やCX-30と同じ第7世代のもを採用。
日本仕様では上面のタッチパッドが採用されるのか気になるところです。
コンソールボックス
コンソールボックスは観音開きの形式。
間口も大きく容量もかなり大きそうです。
インテリアパネル
ダッシュパネル
大きく間の取られたデコレーションパネルは千鳥がけという手法の縫い目です
ダッシュボードパネルのアクセントになっています
一方でブラックのインテリアだと千鳥がけのアクセントは無くなっていてオレンジ色のパイピングとなっています。
またパネルの素材もシボの大きいデザイン。これは素材は分かりませんが印象は大きく異なりますね。
ドアトリム
ドアトリムのデコレーションパネルはメープルウッドを採用。
今まで採用されていた本杢パネルよりかなり明るい印象になりました。ドアパネルのジャージ素材と相まって非常にモダンな印象があります。
メープルウッドのパネルを加工クロームの加飾は立体的な造形をしています。
エアコンパネル周囲の加飾と合わせてつながるような造形です。
ドアグリップもかなり大ぶりな形状で握りやすそうな形状です。
ウインドウスイッチパネルは黒く見えますが、ピアノブラックのパネルではない模様。
比較的傷の入りやすい所だったのでこれは嬉しい配慮です。
別グレードのブラック内装の場合はメープルウッドではなくテクスチャの入ったパネルです(素材感は不明)
周囲を囲うクロームのパーツもディテールが減ってシンプルな形状となっています
ユーティリティ
パノラマルーフ
北米専用モデルのCX-50に続いてCX-60でもパノラマルーフを装備。
後席のドアグリップ横まで開口しており今迄に比べたら広いです。
さらに前方はスライド機構付。解放できるのは嬉しいですね
アンビエントライト
各ドアに配置。クロームの加飾の下側を照らす模様。
カラーはホワイト。変更できるかは不明です。
ダウンライト
ダウンライトも装備。
結構明るめの光量でセンターコンソール周辺をぼわっと照らしてくれます
ラゲッジ
リアゲートはハンズフリー機能付パワーリフトゲートを採用
両手がふさがっている状態で楽に開閉が出来ます
リアシートは4:2:4の分割可倒式。
容量は570L(床下収納含む)、リアシートを倒した状態だと1148Lです
トランク容量 (床下収納含む) | トランク開口部 までの高さ | |
CX-60 | 570L | 740mm |
CX-5 | 505L | 750mm |
CX-8 3列目可倒時 | 555L (Bose付) | 800mm |
572L (Bose無) |
CX-60の荷室はかなり広大です。
CX-8と同等の広さを確保しています
終わりに
以上で公開されたCX-60の情報のまとめでした。
かなり長くなってしまいましたが、それだけCX-60には様々な要素が詰め込まれています。
質感も高いですし、実車が見れるのが本当に楽しみです。
日本での公開は4月上旬予定。
それまで心して待ちましょう♪
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