何かと話題の新モデル、CX-60。
欧州の方で発表され現地での詳細な仕様も判明。価格等も公表され予約が開始されています。
先日動画とブログの方で欧州価格は日本円でいくらなのか?という検証をしました
これ自体は欧州価格を日本円に換算したものなのであまり意味はありません。
仕向地によって物価の違いや関税等等で日本より高くなる傾向にあるみたいです。
そこで日本での販売価格はいくらになるだろう?と考察を始めるのですが、昨日の記事を作成している時にあることを思い出しました。
それが2019年11月1日に公表された中期経営計画
この中でCX-60、とりわけLarge群モデルの価格帯に関する非常に重要なワードがありましたので、紹介しながら考察したいと思います。
価格カバレッジの拡大
気になったスライドはこれです
「非常に高い商品価値に対して、納得感のある価格」とあります。
すでにCX-60のPHEVモデルに関してはスペックも含めて発表済み(欧州仕様)。
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
総排気量 | 2488cc |
ボア×ストローク | 89.0×100.0mm |
圧縮比 | 13.0 |
システム最高出力 | 241kW(327ps)/4000rpm |
システム最大トルク | 500Nm |
燃料タンク容量 | 50L |
0-100km/h加速 | 5.8秒 |
最高速度 | 200km/h |
EV走行可能距離 | 63km |
かなりの高スペックのようで”非常に高い商品価値”は納得感があります。
では”納得感のある価格”とは一体なんでしょうか。
そこを読み解くヒントは藤原副社長の発言にありました
https://www.mazda.com/globalassets/ja/assets/investors/policy/mid-term/files/speech_191101_ja.pdf
スピーチ要旨からですが、一文を引用すると
現在CX-5の2.2リットルディーゼルエンジンにお乗りの方々が買い換えやすい価格で提供することが基本です
中期経営計画_スピーチ要旨|マツダ
発言当時の現在2019年11月)と今とでは違いますが、CX-5 XDの販売価格は299万〜407万円です。
ここからCX-60の価格を妄想します。
CX-60の価格は?
前提としてすでに欧州で公表されている価格はPHEVモデルのことです。
他社を見てもPHEVはエンジン車に比べて高価になることが見て取れますので、CX-60も例外ではないと思います。
また私は藤原副社長の発言はCX-5 XDに乗っている方の乗り換え先は順当に直列6気筒3.3Lディーゼルだ、と捉えました。
ディーゼルからPHEVへ乗り換えをされる方も少なくないと思いますが、基本は同じディーゼルで単純にスペックアップしていくものと思います。
それを踏まえた上で、いくらになるのか?
個人的には、車格が1つ上がる時は
車格が下のトップグレード≒車格が上の中間グレード
となると思っています。
調べたら思ったよりバラツキはありましたが笑、まぁ大体間違いないと思います。
というのを踏まえた結果CX-60に話を戻します。
どうやらCX-60の直列6気筒のディーゼルエンジンにはマイルドハイブリッドの有/無モデルがあるという噂も出ています。
ということで
CX-5 XDのトップグレードはExclusive Modeの384万円ですから、中間グレードは390万円前後。
そこから370万〜440万円と予想します。
そこからさらに藤原副社長の発言では、”マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、AWDなどを含め、より価格カバレッジを拡大”としています。
ベースとなる金額が400万円前後で、さらにマイルドハイブリッド代で+20万〜30万円くらいされるのではないか?と思います。ただマイルドハイブリッド無モデルと大きく被ることはないかと思いますので、430万〜490万円くらい、ただそうなるとCX-8の価格より安くなってしまうので、トップグレード(欧米でいうTAKUMIに相当)は500万円を超える価格になると思います。
PHEVモデルに関してはそこからさらにプラス。500万円〜600万円くらいですかね。
総じてディーゼルに関してはCX-8とほぼ同価格か少し高いくらいと思います。
CX-8は3列シートSUVということで車体も大きく、快適性も抜群。現在は国内のフラッグシップモデルということで質感もかなり高いものとなっています。
対してCX-60は2列シートですが、後輪駆動となりボディサイズも拡大しています。
ラゲッジ容量についてもCX-8と同等を確保しています。
トランク容量 (床下収納含む) | トランク開口部 までの高さ | |
CX-60 | 570L | 740mm |
CX-5 | 505L | 750mm |
CX-8 3列目可倒時 | 555L (Bose付) | 800mm |
572L (Bose無) |
トランク容量でいったらCX-8と同等なので乗り換え需要も満たせそうです。
CX-60の価格を考察する上で基準をCX-5にしたのでかなりお買い得な感じになってしまいましたが、CX-8の金額+αくらいで乗れるとなるとこれは期待できるモデルになるのではないでしょうか。
PHEVに関してはよりプレミアム感のある感じ、ということで…(^-^;
一方でCX-60には直列4気筒のガソリンモデルもあると噂されています。
そうなるとスタート価格は300万円前半からも可能でしょう。4気筒とはいえLargeプラットフォームを使った最新モデル。300万円スタートというのは非常にバリューが高そうです。
結論
今まで考察してみましたが、CX-5のXDに乗られている方が乗り換えやすい価格というのを信じたいです笑
私の考察結果は以下の感じ
直列4気筒ガソリン | 300万前半〜400万円前後 | ||
直列6気筒ディーゼル | 370万〜440万円 | ||
直列6気筒ディーゼル +MHV | 430万〜520万円 | ||
PHEV | 530万〜600万円 |
こうしてみるとディーゼル+MHVが価格幅がありすぎるので、スタート価格は上がるかもしれません。
日本での発表は4月上旬ということでおそらく1ヶ月は切っていると思います。楽しみですね♪
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